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住民流福祉総合研究所では、地域福祉を住民の視点で新たに捉え直す活動及び研究を行っています。

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〒350-0451 埼玉県入間郡毛呂山町毛呂本郷1476-1

支え合いマップの作り方MAP

支え合いマップセミナーの開き方

支え合いマップづくりを住民に普及させるためのセミナーの開催には、いろいろな方法がありますが、まずは最も標準的なセミナーを紹介し、次いで実践型のセミナーのいくつかを紹介することにします。

1.入門型セミナー
どんなセミナーを開くにしても、まず「これだけは組み込む必要がある」というものが3つあります。

(1)講義@「住民流助け合い起こし」(1時間30分〜2時間)

 支え合いマップづくりをすすめるための基礎知識を習得する。その1つが「住民流助け合い起こし」の理解。住民はどのように助け合っているのか。それを生かした地域福祉づくりのあり方。これを理解しておくと、マップづくりの際に、住民の助け合いの実態を把握するのに便利。本研究所では、このテーマのパワーポイントを用意してある。従って、セミナー開催者には、パソコンやプロジェクター、スクリーンをご用意いただく。

 一方、ケアマネジャーや地域包括支援センターや社会福祉協議会の職員等に対するマップづくりセミナーでは、もう一つの講義を使う場合もある。それが「地域と協働していくために」。住民と協働して地域福祉を進めていくためのあり方を理解していただくことで、マップづくりへの心の準備ができる。

(2)講義A「支え合いマップづくり入門」(30分〜1時間)

 支え合いマップづくりの基礎知識を習得していただくための講義。このテーマのパワーポイントも用意。

(3)マップづくりの模擬演習(2時間〜3時間)
 本研究所が用意した模擬マップに記入しつつ、そこでの助け合い推進のアイデアをグループ討議で出し合う。マップづくり自体は難しくなく、むしろマップづくりででてきた事実をもとに、どのような作業をするのかを体験することができる。このセミナーでは特に、マップで出てきた要援護者の一人ひとりについて、このご近所の住民のふれあいや助け合いの実態を最大限に生かしながら、できる限り住民の手で解決していくための知恵を、グループで出し合う。住民向けや民生委員向け、福祉関係者向けのいずれでも使える。

2.実践型セミナー
入門編に続いて、実際にマップを作りながら研修する方法。

(1)講師実演型セミナー(全体で3時間半〜4時間)
 本物のマップをもとに学習をすすめる、その第1段階目のセミナー。このセミナーに関してはプライバシーの問題が生じるので、守秘義務のある福祉関係者や民生委員向けが好ましい。特定のご近所(平均50世帯)を選定し、そこの世話焼きさん(女性)を4〜5名セミナー会場に招待。

@講師が彼女らに聴取し、会場の大きなボードに貼った巨大地図に記入していくとともに、その結果を、5〜6人でグループを作っている受講者に逐一伝える。
A受講者(50名が限度)は講師から伝えられる聴取結果を、各グループに配布されてある地図に記入していく(ここまで1時間半〜2時間)。
B各グループで、このご近所で今後取り組むべきことを出し合い、模造紙に記入する(1時間)。
C全員が会場の前面に集合し(イスだけ持ってくる)、グループごとに模造紙に書いたものを解説。その後、全体討議(1時間)。

〈講師実演型セミナーの実施が困難な場合〉

「協力ご近所」が見つけられなかった場合、以下のやり方に切り替えることも可能(3時間半〜4時間)。

@講師が、すでにマップづくりを実施した結果を、講師自身が拡大地図上に再現していく。
A講師から伝えられる情報を、受講者(グループ内の有志)が自分たちの拡大地図に記入していく(ここまで1時間半)。
Bこのご近所の取り組み課題をグループで話し合い、模造紙に記入する(1時間)。
C全員が会場の前面に移動。グループごとに模造紙に書いた内容を解説する。その後、全体討議(1時間〜1時間半)。

(2)参加者実践型セミナー<1>民生委員・町内会役員主体(全体で3時間半〜4時間半)

 受講者である住民がセミナー会場で、実際に自分の地区のマップづくりをする形式のセミナー。基本的には、民生委員や町内会の役員向けのセミナーの場合は、各自自分の担当地区ないしは町内のうちの特定ご近所(平均50世帯)を選出し、そのご近所の住人数名(できれば女性を5名ほど)と一緒に会場でマップづくりをする。民生委員や町内会役員だけでマップづくりをしても、たいして効果はない。

@民生委員や町内会役員と、選出されたご近所の住人数名が、それぞれ会場にシマを作り、実際の拡大住宅地図に自分たちの知っている情報を記入していく。
A講師の指示に従って、「たまり場」「要援護者とその人に関わっている人」など10数項目を地図上に記入していく(ここまでで1時間半〜2時間)。
Bグループでは、出来上がったマップを見ながら、今後当該ご近所ではどのようなことに取り組んでいったらいいのかを、グループ討議で考え、その結果を模造紙にまとめる(ここまでで1時間)。
C記入が終わったら発表会。各グループが出てきた取り組み課題やマップづくりの感想などを短時間で発表する(ここまでで1時間〜1時間半)。
D地区ごとに地元に戻って再度マップづくり。その後にフォローアップ研修。
研修会場で作ったマップを、地元に帰って再点検。それを持ち寄って講師と一緒に再評価。
研修会場で講師から提示された課題を持ち帰って再度マップづくり(追加)。それを後日持ち寄って発表し合い、講師も交えて全体で評価。
 〈5時間・ただし発表する地区の数によって異なってくる〉
Eマップで出てきた課題の取り組み結果の発表会
〈5時間・ただし発表する地区の数によって異なってくる〉
Dの後、マップで出てきた課題に取り組んでいき、半年から一年後に、取り組み結果を発表し合う。

(3)参加者実践型セミナー<2>ご近所住民主体(全体で3時間半〜4時間半)
@有志ご近所の住人がそれぞれ5名ほど参加。各自セミナー会場でシマを作る。
A講師がマップに記入すべきテーマを一つひとつ提示していく。「一人暮らしの高齢者はどこにいますか?」「その人に周囲の誰が関わっていますか?」などと。そのたびに自分たちのわかる範囲で地図上に記入していく(ここまでで1時間〜1時間半)。
B記入が終わったら、それらの事実を「助け合い起こし手帳」(本研究所で作成した、マップ作成結果を記入していく冊子)に記入していく。(そこには要援護者ごとの関わりの実態と今後の関わりの課題、ご近所福祉の推進体制、今後の取り組み課題などの欄がある)(ここまでで2時間)。
C記入の結果を発表し合う(ここまでで2時間)。
D地区ごとに地元に戻って再度マップづくり。その後にフォローアップ研修。
研修会場で作ったマップを、地元に帰って再点検。それを持ち寄って講師と一緒に再評価。
研修会場で講師から提示された課題を持ち帰って再度マップづくり(追加)。それを後日持ち寄って発表し合い、講師も交えて全体で評価。
 〈5時間・ただし発表する地区の数によって異なってくる〉
Eマップで出てきた課題の取り組み結果の発表会
〈5時間・ただし発表する地区の数によって異なってくる〉
Dの後、マップで出てきた課題に取り組んでいき、半年から一年後に、取り組み結果を発表し合う。

(4)訪問実演型セミナー(全体で4時間)
 とりあえず支え合いマップはどんなものなのか、どのようにして作るのかを見てみたいという関係者(機関)のために、その機関がセットした支え合いマップづくりの現場に講師が出向いて、そこで直接、マップづくりを披露する。

@市町村内の特定の「ご近所」を選定、そこの世話焼きさん4〜5人に、会場(できれば当該ご近所内の公会堂等)に来ていただく。木原のマップづくりを、マップに興味のある市町村内の関係者−民生委員や地域包括支援センター、校区社協、町内会役員等、守秘義務のある者なら見学することができる(ここまでで2時間)。
A出来上がったマップについて、今後どのようなことに取り組んだらいいのかなど、マップの活かし方について、講師と参加者と見学者が懇談(ここまでで2時間)。

(5)各セミナーに「寸劇」を追加も可
これまで提示した各種セミナーに、新しく開発した寸劇を追加してもいい。当方が用意したシナリオを、当日の主催者や参加者の手で演じる。用意するものは、シナリオのほか、ホワイトボード。これにあらかじめ地図の主要道路だけを書いておく。20分間と解説が15分ほど、計35分程度。非常にわかりやすいと好評。


3.支え合いマップインストラクター養成講座
詳細につきましては、こちらをご覧ください。

※詳細につきましては、本研究所までお問い合わせください。


4.マップでご近所診断を請負
これまでは、マップづくりの実演と言えばセミナーの中で、木原自身が会場で住民と一緒にマップづくりの実演をし、これを参考にして、今度は受講生が自分たちでマップづくりに取り組むという段取りでしたが、現在では、木原の実演が独立して全国各地の市町村や社会福祉協議会に赴いて、いわばマップによるご近所診断を実施しています。木原が対象となる集落などに赴いて、住民と一緒にマップを作り、そのご近所の状況や問題、取り組み課題などを抽出するものです。これを住民向けのマップセミナーのいっかんで実施する場合もあります。詳しく知りたい方は、本研究所までお問い合わせください。



支え合いマップ関連資料



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