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住民流福祉総合研究所では、地域福祉を住民の視点で新たに捉え直す活動及び研究を行っています。

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支え合いマップとセミナーの開き方MAP


支え合いマップセミナーの開き方

支え合いマップづくりを地域で普及させるためのセミナーの開催にはいろいろな方法がありますが、ここではまず最も標準的な入門型セミナーを、次いで実践型セミナーをいくつかご紹介します。


1.入門型セミナー

(1)マップづくりの講義(30分。ホワイトボードで図解)
(2)DVD上映(30分)
(3)寸劇実演(20分。参加者の中から指名)
(4)寸劇を元に取り組み課題の抽出(40分。グループワーク)
(5)取り組み課題の発表(30分。各グループが模造紙にまとめたものを発表)
(6)全体討議と講師の総評(30分)


2.実践型セミナー
実際にマップを作りながら研修する方法。

(1)参加者実践型セミナー<民生委員・町内会役員主体>(4時間30分。午前〜午後)
 受講者がセミナー会場で、実際に自分の地区のマップづくりをする。民生委員や町内会の役員向けのセミナーの場合は、各自自分の担当地区ないしは町内の特定ご近所(平均50世帯)を選出し、そのご近所の住民4〜5名と一緒に会場でマップづくりをする。

@支え合いマップづくり入門の講義(1時間)
A民生委員や町内会役員と、各ご近所の住民4〜5名が、それぞれ住宅地図を囲み、講師の指示に従いながらマップ作りを行う(1時間30分)。
B出来上がったマップを見ながら、今後そのご近所ではどのようなことに取り組んでいったらいいのかをグループ討議で考え、その結果を模造紙にまとめる(1時間)。
C記入が終わったら、発表会。各グループが、取り組み課題やマップづくりの感想などを発表する(1時間)。

(2)マップづくりを希望するご近所の住民と一緒にマップづくり(4時間30分・午前〜午後)
@社会福祉協議会があらかじめ、マップづくりを希望するご近所を選出しておく。
A当日、そのご近所の住民に集まってもらう。
B午前は講義(1時間30分)。支え合いマップづくり入門。
C午後はご近所ごとにグループになってマップを囲み、社協スタッフがそれぞれのグループに入る。講師もその1つを担当。
D社協スタッフと住民で支え合いマップづくり。その後、取り組み課題を考える(2時間)。
E各グループがマップづくりの結果を発表する。(1時間)

(3)講師実演型セミナー(3時間30分)
 特定のご近所(平均50世帯)を選定し、そのご近所の住民4〜5名に会場に来てもらい、講師が聴取を行う。受講者はそれを見学する。

@講師が住民に聴取し、模造紙大に拡大した住宅地図に記入していく。(1時間30分)
Aその結果をもとに、全体討議。

(4)地域活動型セミナー
マップづくりの最終目的である地域活動、そのための取り組み課題探しとその実践までを含めたセミナー。

[事前準備]
@地域活動に取り組みたいご近所(およそ50世帯)を2〜4選定。
Aマップづくりだけでなく、マップから出てきた課題に取り組む意思のあるご近所。できれば、世話焼きさん等のやる気のある住民のいるご近所を選定。
B主催者が呼びかけて、予め現段階でのご近所の状況や課題などを話し合っておいてもいい。

[第1日目]
@講師が、それぞれのご近所に出向いて、住民と一緒にマップづくりをし、取り組み課題(よりよきご近所にするために取り組むべきこと)を抽出する。
A後日、この取り組み課題を講師と主宰者で整理し、住民に提示。

[第2日目]
@一定期間の後、講師と住民が再度集まって、提示した取り組み課題の中のどれを実践するか(取り組みの優先順位)を協議する。
Aモデルご近所の住民はそれぞれ、一定期間をかけてその課題に取り組む。

[第3日目]
@数か月後、今回参加したすべてのご近所の住民が集まって、「活動発表会」を開き、取り組んだ結果を発表し合う。
A講師が講評すると共にご近所福祉のあり方を講義。
B第3日目は、活動に参加しなかった住民にも参加を呼び掛ける。


3.支え合いマップインストラクター養成講座

支え合いマップを、住民とともに作成したり、作成技術を住民や関係者に指導できる力量を備えた「支え合いマップ・インストラクター」を養成するための講座。標準的には、1回5時間(午前〜午後)を5回開催するとした場合、これを3つに分け、まず1,2回目(2日間)を、それから1週間ほどおいて3,4回目(2日間)を実施。宿題実習の期間を1,2カ月ほど空けて、最後のまとめとして5回目を開く。

 5日間受講すればすぐさまインストラクターとしての力量が発揮できるというわけではないので、その後も各自でマップづくりを積み重ねていく必要がある。この自学自習を支援するために、フォローアップ研修を実施することが好ましい。内容は、講義というよりは、各自のマップづくり実践を踏まえた、事例検討会のようなものになる。

詳細は、以下をご覧ください。

支え合いマップ・インストラクター養成講座プログラム


4.マップでご近所診断を請負
これまでは、マップづくりの実演と言えばセミナーの中で、木原自身が会場で住民と一緒にマップづくりの実演をし、これを参考にして、今度は受講生が自分たちでマップづくりに取り組むという段取りでしたが、現在では、木原の実演が独立して全国各地の市町村や社会福祉協議会に赴いて、いわばマップによるご近所診断を実施しています。木原が対象となる集落などに赴いて、住民と一緒にマップを作り、そのご近所の状況や問題、取り組み課題などを抽出するものです。これを住民向けのマップセミナーのいっかんで実施する場合もあります。詳しく知りたい方は、本研究所までお問い合わせください。

マップセンターを作りたい方へ

鹿児島県社会福祉協議会が「ご近所マップセンター」を開所しました。同じようなセンターを作りたい方には、以下の便宜を図りますので、ご連絡ください。

マップセンターを作りたい方に便宜を図ります


支え合いマップ関連資料



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住民流おつき合いのすすめ

@我が家の問題を周りに打ち明けよう
A自分のことを噂話のタネにしてもらおう
B困ったら、「助けて!」と叫ぼう
C助けてもらうため迷惑かけ上手になろう
D人助けをしたければ、詮索の鬼になれ
E「口が堅い」のも、よしあしだ
Fお節介こそが、本当の思いやり
G引きこもりの人を救うためこじ開けよう
Hプライバシー尊重では相手を助けられぬ
I助け合いたいのなら、家をひらき合おう
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